一老人の思い込み

老人の目から見た日本と世界

金融の世界を変えるフィンテック

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ITが金融の世界を変える

 

 

フィンテック(fintech)は金融(finance)と技術(technology)の統合を意味する造語である。スマートフォンの普及がフィンテック出現の契機となった。フィンテックは米国でめざましく発展しており、仮想通貨、決済、送金、など新しいサービスが考案され、実用化されている。

 

ビットコイン

仮想通貨としてのビットコインがある。通貨である円やドルのように物やサービスの売買に使用できる。交換手数料はクレジットカードと比較して非常に低額であり、将来は世界的に普及することが予測されている。日本では、顧客から預かったビットコインを消失させた私設取引所マウントゴックスが2014年に経営破綻した経緯がある。マウントゴックスの最高経営責任者(CEO)は逮捕され、コンピューターシステムを不正に操作した罪で起訴された。本人は容疑を否定しているが、この一件でビットコインのイメージが低下した。しかし、2016年3月政府は、仮想通貨取引の透明性を向上させる法規制案を閣議決定した。ビットコインなどの仮想通貨は「貨幣の機能」を持つとして、公的な決済手段の一つであると位置づけた。

 

ペイパル

スマートフォンを使った決済サービスとして「ペイパル(PayPal)」がある。1998年に米国で設立され、現在190の国と地域で使用され、21以上の通貨に対応し、世界で2億以上の口座が開設されている。日本では2007年よりサービスが開始された。金銭の授受をペイパルを介して行うため、クレジットカード番号や口座番号を知らせる必要がなく安全なサービスだと言われている。決済には約3.6%の手数料がかかる。

 

金融機関のAI

金融機関では業務コストを削減するためにAI化を推し進めている。電話応答、マーケティング、調査などをAIを使って自動化している。さらに、AIが人に変わって顧客の資産運用の助言を行っており、人件費を大幅に削減している。

 

ブロックチェーン

フィンテックの中核は「ブロックチェーン」と呼ばれる新しいネットワーク技術で、IT関連のコストを削減することを目指している。ブロックチェーンとは、取引等の情報をまとまり(ブロック)として鎖(チェーン)のようにつなぎ、それを複数の小型コンピューターで共有するネットワーク技術である。これによって、銀行は大型のコンピューターを設置するコストを削減できる。

 

ブロックチェーンは小型コンピューターのネットワークを使って、取引のデータを分散管理する。複数のコンピューター間でデータを短時間で認証、同期を行い、複数拠点での管理が可能になる。これにより、従来の維持費用の削減が図れる。

 

 

まとめ

  • フィンテックは金融と技術を組み合わせた造語
  • 仮想通貨としてのビットコイン
  • 決済手段としてのペイパル
  • 金融機関のAI化
  • フィンテックを支えるブロックチェーン