一老人の思い込み

老人の目から見た日本と世界

地震と複合災害による日本の脆弱さ

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熊本発災害列島への警鐘

 

 

熊本地震からの復興の遅れ

熊本地震から3ヶ月が過ぎたが、豪雨による土砂災害により、復興が阻害されている。強い余震があって避難生活が長期化し、大雨で土砂災害が発生して、被害が拡大している。このため、地震からの復興が大幅に遅れている。

 

インフラ復旧の遅れによる生活基盤の喪失

豪雨により、インフラの復旧は手づかずの状態が続いている。地震は1つのインフラに依存する地域の脆弱性を露見することになった。インフラに支えられてきた住民は他の地域に移転することになり、地域の人口が大幅に減少している。病人も命の危険にさらされている。透析患者は病院への道路が使えないために、自宅から通院することは出来なくなり、転居を余儀なくされている。

 

インフラが復旧しなければ、人を呼び込むことは出来ず、観光は致命的な打撃を受けている。インフラが傷つくとインフラに依存していた社会活動全体が影響を受ける。

 

南阿蘇のリスク

南阿蘇の場合は、地震による緩んだ地盤のいたるところで土砂災害が発生している。地震の直後よりはるかに深刻な被害が起こっている。南阿蘇での、土砂災害は軽石層が引き起こしたと考えられている。軽石層は豪雨による雨水を多く含み、これにより甚大な土石流が発生する。

 

ポジティブフィードバック

南阿蘇では緩やかな斜面でも土石流が発生している。軽石層な水を多く含んでいるため強い地震で軽石層が押しつぶされ大量の水が出る。この水が地層の摩擦を減らすことになる。大雨が降ると、土石流が発生する。この現象をポジティブフィードバックと呼ぶ。

 

南阿蘇からの警鐘

火山国の日本には軽石層が全国に点在しており、東日本には多く見られる。従って、南阿蘇での土石流発生は日本各地で起こりうる現象であり、山間部でのインフラはポジティブフィードバックを十分考慮して整備しなければならない。災害を単独と自然現象として考えるのではなく、地域が持っているリスクを考慮して防災に取り組む必要がある。

 

まとめ

  • 熊本地震からの復興の遅れ
  • インフラ復旧の遅れによる生活基盤の喪失
  • 南阿蘇におけるポジティブフィードバック
  • 災害を見越したインフラ整備が必要