一老人の思い込み

老人の目から見た日本と世界

ソフトバンクによる英国半導体開発会社の買収

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円高、マイナス金利の局面での巧みな戦略

 

 

3.3兆円の買い物

ソフトバンクが英国半導体開発大手アーム社を総額約3兆3000億円(240億ポンド)買収することで合意したと発表。日本企業による海外企業の買収としては過去最大である。

 

アーム社

アーム社は半導体の製造販売はせず、設計をメーカに提供してライセンス料を得る企業である。スマートフォンなどに使う半導体の設計で世界で85%のシェアを占めている。顧客にはアップルやサムスンなど世界でトップクラスのメーカが含まれている。

 

アーム社はケンブリジに拠点を置く会社で、1990年に設立され、従業員数は約3000人である。アーム社が設計した半導体はテレビ、スマートフォン、ウエアラブル端末、車載システム、ドローンなど多くの製品用の半導体を設計している。

 

ソフトバンクの次の一手

ソフトバンクは高い競争力を持つアーム社を取り込むことで自動車や家電を始めあらゆる物をインターネットで結ぶIoT分野でビジネスの拡大を目指す。

 

ソフトバンクは裁判所の承認を得て、アーム社の「発行済株式」「発行予定株式」を現金で買い付け9月末までに完全子会社化する予定である。ソフトバンクはみずほ銀行と1兆円のつなぎ融資契約を結んでいる。

 

レバレッジ経営の加速

ソフトバンクは2006年に1兆7500億円でボーダフォン日本部門を買収し、2012年には1兆8000億円でアメリカの通信大手のスプリントを買収してきた。ソフトバンクの借金をてこに成長を目指すレバレッジ経営が一段と加速する模様である。

  

まとめ

  • 3.3兆円の買い物
  • スマートフォンからドローンまでの半導体設計企業
  • 次世代の産業であるIoTへの備え
  • レバレッジにより更なる成長を目指す