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政治経済の動き

世界と日本の政治経済の考察

トランプはなぜクリントンと大統領の椅子を互角に争えるのか?

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トランプの大統領候補指名受諾演説

 

 

アメリカ・オハイオ州クリーブランドで共和党全国大会でトランプ氏が指名受諾演説を行い、2016年米国大統領選挙の共和党の大統領候補に正式に指名された。

 

トランプ支持層

トランプ氏は実業家としては全米で名を馳せてはいるが、政治や外交の経験はゼロである。彼を大統領選で一躍有名にしたのは反イスラム、反メキシコなどのネガティブキャンペーンである。人々の不安や怒りを煽りたて、南部のキリスト教福音派から北東部の穏健派、低所得者から富裕層、低学歴層から高学歴層に至るまで、米国内の幅広い層に支持されている。

 

受諾演説の中身

大統領候補受諾演説で、トランプ氏はアメリカ第一主義を掲げ、アメリカ経済の立て直しに自信を示している。何百万物雇用を創出して、巨大な富をもたらし、アメリカを再建すると主張している。

 

トランプ氏はあらゆる政策をアメリカにメリットが有るかどうかで判断し、すべての同盟(日本や韓国の同盟、NATO)や協定(PTT)が見直しの対象になると強調している。

 

受諾演説への反応

共和党大会を取材した記者の多くトランプ氏は相変わらず人々に不安や怒りを訴えるスローガンで具体策に欠け、非常に内向きな演説だったと酷評している。

ジョージ・ブッシュ元大統領は「私が最後の共和党大統領になる事を心配している」と悲観している

 

共和党大会は支持者を中心に盛り上がったが、大物の欠席も目立ち、会場の外では物々しい空気。反対の人々がデモや集会で気勢を上げた。

 

11月の本選挙に向けて

トランプ陣営は民主党支持基盤の切り崩し、自由貿易で厳しい立場に立たされている労働組合、特に白人労働者や、サンダース候補の支持者の取り込みや、共和党内の結束のためにクリントンを共和党の共通の敵に仕立て、11月の本選挙に向けて党内の支持基盤を固める戦略をとっている。

 

英国の悪夢再び

トランプの支持者はトランプの主張に共感しているが、具体的な政策はほとんど知らされていない。トランプ大統領が実現した時、熱から冷め、英国の国民投票に賛成した人々のように、「こうなるとは思わなかった、もう一度選挙をやり直そう!」と。

 

トランプ後の世界はどの国も自国の利益のみを考えるようになり、共通の価値観も失われる殺伐として世界に戻ることになるかもしれない。

 

まとめ

  • 政治や外交経験のない、不安や怒りの代弁者
  • 共通の敵で党内を団結
  • 共通の価値観から、アメリカ第一主義へ
  • アメリカ人はイギリス人の轍を踏む