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政治経済の動き

世界と日本の政治経済の考察

2016年都知事選挙―主要3候補の強みと弱み

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都知事選主要3候補の政治信条と都政に対する考え方のまとめ

 

鳥越俊太郎候補

鳥越俊太郎候補(76歳)は民、共、社、生推薦で、主要3候補で一番最後に候補に選ばれている。ジャーナリストとして都民に広く知られているが、特段の業績はない。3候補の中では一番の高齢である。さらに、大腸癌も経験している。本人は体力に自身があると言っているが、演説会数は3候補の中では一番少ない。もし任期途中に癌再発になれば、また選挙に莫大な費用かかる。鳥越候補は反原発、改憲反対の政治主張を持っており、前舛添知事が韓国の朴槿恵大統領と約束した韓国人学校に都有地を提供することについては、何も語っていない。そこが野党が共同してして推薦した理由であるが、都政に対して明確なビジョンは何もない。政治経験がなく、議会や役人と渡り合っていけるか心配である。さらに、文春(7月28日号)過去の女性をめぐる問題を掲載し、逆風を受けている。

 

増田寛也候補

増田寛也候補(64歳)は自、公、こ推薦で、建設官僚、岩手県知事、総務大臣を経験している。新進党幹事長だった小沢一郎に見出され、岩手県知事に当選した。知事の時代に行った、公共投資により岩手県の財政が悪化した。知事時代には地方分権に積極的で、東京一極集中を批判してきた。都知事選では地溝から若者を吸い上げるのではなく東京の出生率を上げ、これにより東京の一極集中を防止すると主張している。韓国人学校の件は白紙に戻すと言っている。官僚や知事経験があるので都政は動かせると思われるが、都民が抱えている諸問題に積極的に取り組めるか不明である。さらに、知名度の低さが3候補の中で一番低い。そのため、一番多く演説会を開いている。自民党支持者が必ずしも自民党が推薦した候補を都知事に選んできたわけではない。都民は増田候補が自民公明党のための知事になることを恐れている。

 

小池百合子候補

小池百合子候補(64歳)は自民党員であり、環境大臣や防衛大臣も経験し政治を熟知している。自民党東京都連は増田候補を推薦し、推薦しない候補者を応援した場合は親族も含めて除名にするとの文書を自民党所属の国会議員や地方議員に配布した。それにもかかわらず、自民党の区議、都議、地方議員に加え、若狭勝などの国会議員からも多くの支援を集めている。小池候補は立候補するにあたり当選したら都議会を解散すると宣言した。小池候補は自民党都連は改革が必要批判しており、利権追求チームを立ち上げ、戦うと宣言している。韓国人学校に対する都有地については明確に反対している。小池候補は3人の候補中で自らの意思で都知事に立候補した政治家である。最近の世論調査で高い支持を受けている理由がある。しかし、多くの国会議員が政治資金の処理に問題があり、多数が辞任している。舛添前知事のように政治資金の処理で追求されないことを願う。

 

まとめ

  • 鳥越俊太郎候補―経験不足、健康問題、メディアの追求が心配。
  • 増田寛也候補―都議会与党に迎合した箱物政治家への不安。
  • 小池百合子候補―都議会との軋轢で都政の停滞が心配。