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政治経済の動き

世界と日本の政治経済の考察

強権に頼るフィリピンのドゥテルテ大統領

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フィリピン国民はギャングを大統領に選んでしまった

 

超法規的殺人

フィリピンのドゥテルテ大統領は犯罪撲滅作戦で、多数の容疑者の殺害を警察に命じている。これについて国連人権高等弁務官事務所が、「法で認められていない処刑だ」などと非難したことに対して、ドゥテルテ大統領は国連が麻薬犯罪絡みの超法規的殺人を自制するよう求めたことに反発し、国連を脱退して中国などと新たな組織を設立する可能性があると述べていた。

 

ヤサイ外務大臣による弁明

ドゥテルテ大統領の発言についてヤサイ外相は、深い失望といら立ちを表現したものと説明した。そのうえで「かなりの不満はあるが、フィリピンは国連への関与を続ける」との苦しい弁明を行った。

 

強権による民主政治の否定

ドゥテルテ大統領は力に頼る大統領で、民主主義を理解していない。それ故、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領を尊敬する人物であり、日本政府はフィリピン政府との関係を見直す必要がある。

 

フィリピンは法治国家か?

フィリピンが法治国家であるかぎり、ドゥテルテ大統領がフィリピンの法律により大統領に選ばれたのなら、法律に従う義務がある。法律を無視して麻薬犯際者を処刑するなら、大統領は法により裁かれなければならない。フィリピンが法治国家であるならば、大統領は訴追され、裁判にかけられなければならない。

 

民主主義の成熟度

大統領の犯罪をフィリピン国民が許しているなら、フィリピンは民主国家とはいえない。民主政治に向かない人間を大統領に選んでしまったのは民度の低さを表している。

 

まとめ

  • フィリピン国民は政治家ではなくギャングを大統領に選んでしまった。
  • 強権を信奉するフィリピンの大統領は強権国家である中国やロシアを敬う。
  • フィリピンの民主主義が試される。
  • アメリカでトランプ候補が選ばれればアジアの国内問題ではなく、世界の民主主義の危機となるであろう。