一老人の思い込み

老人の目から見た日本と世界

クリントンの健康問題がアメリカを救うかもしれない。

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高齢者候補によるアメリカ大統領選挙の行方。

日曜日の事件

米ニューヨークで9月11日、同時多発テロの追悼式に出席していた民主党大統領候補のクリントン氏(68歳)が体調を崩し、予定より早く退席した。クリントン側は暑さで体調を崩したが、すぐに回復したと言っている。同じ追悼式には、共和党大統領候補のトランプ氏(70歳)も出席していた。

 

クリントンが会場から立ち去り、車に乗るとき彼女は体を曲げて、つまずきながら、関係者に体を支えられて車に乗り込んでいた。2日後、クリントン側は彼女が肺炎にかかっているとする医師の診断を公表した。

 

トランプの攻撃材料

日曜日の体調不良についてのクリントン側の最初の声明は肺炎ではなかったので、クリントンは何かを隠しているとの憶測を呼だ。クリントン候補はニューヨークで開かれた募金活動で「トランプ支持者の半数は嘆かわしい人」であると発言し、トランプ側の反感を買い、健康問題で反撃されてしまった。

 

トランプはクリントンの大統領としての適格性を問題にしている。

 

クリントンは「トランプ支持者の半数が嘆かわしい人」発言を後悔しており、トランプが健康問題が自分に跳ね返ってくることや、クリントンの発言に対抗するために日曜日の事件に踏み込みすぎているとの非難をかわすために、この事件に固執することを止めている。

 

クリントンの最近の体調

クリーブランドで行われたクリントンの演説では、彼女は何度も咳をし、その都度、水を飲み、しわがれ声で演説を続けた。クリントン側は、取材に対して、彼女は季節性のアレルギーだと弁明した。

 

クリントンの病歴

クリントンは1998年に足に血栓が出来、2012年には転倒により脳震盪を起こした。この時、脳血栓が見つかり、入院を余儀なくされた。クリントンの病状は最初公表されなかったが、最終的に国務省は彼女の詳細な医療情報を公表した。

 

2015年にクリントン側はクリントンの家庭医であるバーダック医師はクリントンの脳深脳は彼女の健康に影響が無いことを報告している。クリントン側は彼女が大統領の任に耐えれないとするいかなる批判も退けている。さらに、クリントン側は彼女の健康問題の憶測は男女差別主義者による男性候補者には適用されないダブルスタンダードであると非難を強めている。

 

トランプの健康状態

トランプは現在70歳であり、大統領に選ばれると、彼は歴史上最高齢の大統領になる。昨年12月、トランプ側はマンハッタンのレノックス病品のボロンスタイン医師の署名の彼の健康報告書を公表した。ここには彼の健康状態についての詳細は無く、ただ「かって大統領候補に選ばれた人の中で一番健康とである」と述べられているだけである。

 

この健康報告書は2008年の大統領選挙で共和党の大統領候補であったジョン・マケインが提出した1000ページの報告書と比較して、極めて見劣りするものである。マケイン候補の報告書には癌治療のために8年間の闘病の記録が詳細に述べられており、トランプの報告書には何ら事実の公表は行われていない。

 

トランプがクリントを健康問題で批判すると、自分にも跳ね返ってくる恐れがあるので非常に慎重である。

 

選挙民による審判

クリントンは二大政党の大統領候補となった初の女性である。彼女が有権者にアピールすればするほど、健康問題がクローズアップされる。トランプ同様クリントンも有権者に不人気であり、トランプよりましだと思われているにすぎない。クリントンの公務に私的メールを使用したこと、クリントン財団

の利益相反の問題、など嫌われる理由は多数ある。

 

健康論争の行方

クリントンの病状が深刻な場合は大統領選から脱落することになる。トランプは勝利を確信するかもしれないが、民主党はクリントと指名獲得で競ったサンダース上院議員又はジョー・バイデン現副大統領を大統領候補に指名することが予想される。皮肉なことに、最高齢のサンダース(75歳)が選ばれればアメリカの若者には希望の光が見えてくる。